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真冬に未発根アガベを買ってしまい後悔した話|ルートン塗布後も発根せず諦めかけた体験談

2026-02-01

購入したのは冬の終わりが見えない1月下旬だった。アガベ チタノタの未発根株で、値段は約2万円。室内は20度前後を保っていたし「いけるだろ」と軽く考えていた。届いた株は思ったより軽く、根元は乾いていて少し不安な匂いがした。空気も乾燥していて、夜はエアコンの風が当たる場所だった。

最初はセオリー通りにやったつもりだった。切り口を少し削り直して、ルートンを塗り、1週間しっかり乾かした。その後、水苔に置いて様子見。2週間経っても何も起きず、3週間経っても沈黙。毎日覗き込んでは「まだか…」と独り言が増えていった。メネデールも使うべきか迷い、触るたびに悪化しそうで手が止まった。

正直かなり焦っていた。「このまま根が出なかったら2万が消える…」「俺、何やってんだろ」。夜になると未発根株のことばかり考えてしまい、他の株を見る余裕もなくなっていた。鉢を持ち上げては変化のなさにため息が出た。湿った水苔の匂いすら嫌になってきた。諦めムードだった。

今思えば、最大のミスは季節だった。アガベの原産地や生育期を深く考えず、「室温があれば大丈夫」という雑な理解だった。冬は株自体が動く気がないのに、こちらだけが焦っていた。当時は“何かしないとダメになる”と思い込んでいて、放置する勇気がなかった。

後から振り返ると、削ってルートンを塗ったあとはもっと距離を取るべきだった。暖かい環境を用意したら、忘れるくらいがちょうどよかったんだと思う。「触らない」という選択肢が見えていなかった。今なら真冬に未発根株は買わない。あの時は完全に判断を誤っていた。



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