ネムノキを鉢植えで育てたら根詰まりで枯らした話
2026-01-17
山で見かけたネムノキの花の香りが忘れられなくて、自分でも育てたくなった。桃のような甘い匂いが風に乗ってくるのが好きだった。ところが、鉢植えにした株は年々元気がなくなり、ある夏に突然しおれてしまった。葉がパラパラ落ちていくのを見て、胸が締めつけられた。せっかく毎年花をつけてくれていたのに。
具体的な原因は、完全な根詰まりだった。鉢底から太い根が飛び出していたのに、まだ大丈夫だろうと放置してしまった。水やりをしても土にすぐ染み込まず、嫌な匂いがしていた。気温も高く、蒸れた状態が続いていた。気づいたときには、幹の表面まで乾燥と腐敗が混ざったような状態だった。
なぜ植え替えを先延ばしにしたのか。背が高くなる木だから、作業が面倒で怖かった。剪定も必要だし、場所も取る。あのときの私は「まだいける」と自分に言い聞かせていた。結果的に、それが一番のミスだった。
今なら、もっと小まめに根の状態を確認すべきだったと思う。花が咲いているから健康だと決めつけていた。香りを楽しめるのは鉢植えの良さなのに、その管理を怠ってしまった。枯れた鉢を片付けるとき、土の湿った匂いがやけに重く感じた。
結論として、ネムノキは自分には扱いが難しすぎた。高木を鉢で育てるのは、想像以上に気を使う。あの香りをもう一度嗅ぎたいけど、同じ失敗を繰り返しそうで踏み出せない。
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