ポルトブルーが白くなる…青バラを買ったのに色が抜けた夏の勘違い体験談
正直に言うと、今はもう「まあ、そういうものだったんだな」と思えている。ポルトブルーを青バラとして迎えたけれど、夏に咲いた花はどう見ても白っぽくて、「あれ?」と何度も首をかしげた。青バラらしい色を期待していた自分が、勝手に期待しすぎていたんだと思う。結局、白やシルバー寄りでもこの品種の個性なんだ、と自分に言い聞かせるようになった。
ポルトブルーを地植えにしたのは関東の庭で、5月下旬から6月にかけて。春の一番花はそれなりに雰囲気のある色だったけれど、梅雨明けが近づく頃には日差しが強くなり、蕾が開いた瞬間から色が薄い。「青…?」というより、白にほんのり影が乗った感じだった。日中は蒸し暑く、朝水やりをすると土の匂いがむっと立ち上がるような時期だった。
咲いた花を見た瞬間、「ラベルに騙された?」と疑ってしまった。青バラを大事に育ててきたつもりだったから、余計にがっかりした。「こんな色なら普通の白バラと変わらないじゃん…」と独り言が漏れたのを覚えている。せっかく育てたのに報われない感じがして、少し庭に出るのが億劫になった。
後から知ったことだけど、青バラはそもそも青い色素を持っていない品種が多く、赤や黄の色素が抜けることで青っぽく見えるらしい。高温期や強い日差しでは、その色素バランスが崩れて白やグレーに寄りやすい。当時は「青バラ=いつでも青い」と思い込んでいて、季節や気温の影響をほとんど考えていなかった。
今振り返ると、夏に咲かせる前提で期待しすぎたのが一番のミスだったと思う。蕾を摘んで秋まで待つ、色より株の体力を優先する、そういう選択肢もあったはずだ。ポルトブルーは秋や涼しい時期にこそ本領を出す品種だと、ようやく理解できた。青くならなくても、それを失敗だと決めつけなくていいんだと、少し気持ちが楽になった。
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