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青バラ『ブルーグラビティ』を強剪定して弱らせた話 5年目で枯れるまでの後悔

2026-01-27

今でも鉢の前に立つと、少し胸が痛む。ブルーグラビティは5年育てた株だった。最盛期は2メートル近くまで伸びて、春には「これぞ青バラ」と思える花を咲かせてくれていた。それなのに、最後は50センチにも満たない姿で終わった。

栽培場所は寒冷地寄りの地植え。冬剪定はずっと弱剪定を続けていたが、年々株元から枝が出なくなり、「そろそろ低くしないと」と思って4年目の冬に70センチまで強剪定した。その春、新芽は出た。でも葉が小さく、色も薄く、枝も伸びない。嫌な感覚がずっとあった。

その時の気持ちは不安と後悔の繰り返しだった。「切りすぎた?」「寒さのせい?」と考えても答えは出ない。花は一切咲かせず養生に徹したけれど、枝は黄変し、切っても切っても回復しなかった。5年目の夏、静かに枯れていった。

なぜあの時気づけなかったのか。ブルーグラビティは夏に弱く、黒星や秋口のベトにも弱い品種だった。それを分かっていながら、株の体力が落ちている兆候を軽視していた。強剪定自体が悪いのかは分からない。でも、弱っている株に追い打ちをかけた可能性は高い。

今なら、段階的に高さを下げる選択をしたと思う。一気に切らず、数年かけて調整する。それだけで結果は違ったかもしれない。原因不明のまま終わったけれど、「タイムラグでダメージが出る」というバラの怖さを、これほど実感したことはなかった。



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