園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

ブルーインパルスを強剪定しすぎて不安になった話|安い青バラだからと油断した春の失敗談

2026-01-27

正直に言うと、今も少し後悔している。ブルーインパルスは安価で手に入りやすい青バラだし、挿し木で増えた株がかなり大きくなっていたから「多少切っても平気だろう」と思ってしまった。剪定ばさみを入れた瞬間は、枝がスパッと切れる音が気持ちよくて、どこか作業に没頭していた。でも今はふと立ち止まって「切りすぎたかもしれない」と独り言が出る。弱りやすいって話、前にも聞いたことがあったのに。

そのときは4月上旬、関東の住宅地で、気温は15度前後。冬越しして一気に芽吹き始めたブルーインパルスは、細枝にもびっしり芽がついていた。地植えではなく大鉢で、樹高も自分の腰くらいまで伸びていた。場所を取りすぎていたのもあって「今年は思い切って小さくしよう」と判断した。切った直後は株元がすかすかで、土の湿った匂いと切り口の青臭さが妙に印象に残っている。

剪定後、数日経ってから急に不安が押し寄せた。「あれ、芽の数少なすぎない?」「この品種って樹勢弱めだったよな…」。夜に鉢を眺めながら、「やっちゃったかも」と胸がざわついた。安いからいい、また買えばいい、そんな気持ちがどこかにあったのも事実で、それが一番嫌だった。バラを雑に扱った気がして、自分に腹が立った。

今思えば、ブルーインパルスは細枝にも花芽がつくタイプで、枝数を活かしてこそ花数が出る品種だった。大きくなったからといって、一気に切り戻す必要はなかった。当時は「剪定=小さくするもの」という単純な考えに縛られていて、品種ごとの性質まで頭が回っていなかった。成長が旺盛に見えたのも、実は一時的なもので、無理をさせていた可能性もある。

振り返ると、全部切るか切らないかじゃなくて、数年かけて徐々に整える選択もあったはずだ。枝を残して様子を見る勇気が足りなかった。今は「弱るかも」と覚悟しながら、水やりと日当たりに気を配っている。花が咲くかどうかより、「ちゃんと持ち直してくれ」と願う気持ちのほうが強い。バラは安くても、失敗の重さは同じだった。



青バラの記事をまとめて見る