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ミニバラの冬剪定で葉を全部取ったら芽吹きが早すぎて焦った話|冬眠させたつもりが裏目に出た失敗談

2026-01-27

今思えば、あの時は少しやりすぎだったんだと思う。冬だから剪定ついでに葉を全部取ってしまえば、きれいに休眠して春を迎えるはずだと、どこかで思い込んでいた。「冬眠させなきゃ」「今やらないとダメになる気がする」と、焦る気持ちが強かった。結果だけ見れば枯れはしなかったけど、正直かなり不安な時間を過ごした。

その年は関東南部で、1月中旬。昼は10℃前後まで上がる日もあったけど、朝晩はしっかり冷え込む冬だった。1月の剪定時に、樹形を見やすくしたくて、残っていた緑の葉を全部むしってしまった。剪定後はすっきりして「これで安心」と思ったのも束の間、2月に入ってから急に暖かい日が続き、芽が動き始めた。しかも想像以上に早く、ぷくっと膨らんだ芽を見て「え、もう?」と戸惑った。

その時の気持ちは、嬉しさよりも不安が勝っていた。「まだ寒くなるよね?」「この芽、また寒波でやられたらどうしよう」と、毎朝ベランダに出ては鉢を覗き込んでいた。夜の冷気が指先に染みて、土もひんやり冷たい。芽だけが季節を勘違いして先走っているようで、見ているこちらが落ち着かなかった。「やっぱり葉を取らなきゃよかったのかな」と後悔がじわじわ湧いてきた。

今振り返ると、失敗しやすかった理由は「冬はこうするもの」という思い込みだったと思う。ミニバラが自分で葉を落とさない状態だったのに、人の判断で無理に揃えてしまった。休眠するかどうかは環境や株の状態次第なのに、「剪定=葉を落とす」という短絡的な理解しかしていなかった。当時は芽が動く=良いこと、という単純な見方しかできなかったのも原因だった。

もし同じ状況に戻れるなら、「本当に今、全部取る必要がある?」と一度立ち止まって考えたい。冬でも葉を残す株もあるし、それで困らない場合もある。自分のミニバラが今どういう状態なのかを見てから手を入れるべきだった。勢いで作業するより、「様子を見る」という選択肢も、立派な管理だったんだと今は思っている。



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