冬越しできると思った関東内陸のバナナ、葉は残すべきか迷い続けた結果
2026-01-30
11月下旬、最低気温が10度を切り始めた頃だった。関東内陸の戸建て庭で鉢植えしているバナナの冬越し準備を考え始めた。鉢は45L、屋外管理。天気予報を見るたびに、まだ大丈夫か、それとももう防寒すべきか、判断が揺れた。昼間は20度近くまで上がる日もあって、触る葉はまだ温かい。朝晩の冷えだけが不安材料だった。
結局、はっきりした答えは出せないまま時間だけが過ぎた。「霜が降りるまでは何もしない」という意見と、「早めに対策した方がいい」という声の間で揺れていた。葉を全部切るべきか、束ねて巻くべきかも決めきれず、道具だけが増えていった。
不安だったのは、何かすると逆に悪くするんじゃないかという恐怖だった。葉を切った瞬間に弱らせてしまう気がして、ハサミを持つ手が止まった。結局、その年は判断が遅れ、寒波が来たタイミングで慌てて不織布を巻いた。作業中、指先が冷えて、焦りだけが残った。
今思えば、地域差をもっと意識すべきだった。南房総の話と、内陸の寒さは別物だったのに、「関東」という一括りで考えてしまっていた。当時は、自分の場所の冬の冷え込みを甘く見ていた。
後から振り返ると、決断できなかったこと自体が一番の失敗だった気がする。正解は分からなくても、腹を決めて一つの方法を選ぶべきだった。迷っている時間が一番つらかった、というのが正直な気持ちだ。
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