園芸の失敗談データベース
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バナナの冬支度が遅れた失敗談 成長が止まるサインに気づけなかった関東越冬の話

2026-01-30

ドワーフナムワを地植えにしてから、冬越しが一番の不安だった。神奈川南部の比較的暖かい地域だけど、それでも氷点下になることはある。11月中旬になっても葉はまだ青々としていて、「まだ成長してる気がする」と思い込み、防寒を後回しにしてしまった。

実際には、11月下旬にはほとんど成長が止まっていたらしい。葉は緑のままでも、新しい葉が出てこない。その変化に気づかず、のんびり構えていた。冷たい風が吹き始め、朝の土はひんやり。土を触ると指先が冷たくなって、「あ、まずいかも」と思った時にはもう遅かった。

慌てて葉をすべて切り落とし、幹にプチプチを巻き、根元には籾殻と藁を詰めた。透明マルチで覆ったけれど、作業中は手がかじかみ、息が白くなる。「もっと早くやっていれば…」と、独り言が漏れた。春になって防寒を外した時、中は蒸れてびちゃびちゃで、外側の幹が少し茶色く腐っていたのを見た瞬間、心臓がヒヤッとした。

幸い完全に枯れることはなかったけれど、この時の不安は忘れられない。なぜ失敗しやすかったのかと言えば、「葉が緑=まだ大丈夫」という思い込みだった。成長が止まるというサインを、ちゃんと見ていなかった。

今なら、葉の色だけじゃなく、生育スピードを見るべきだったと思う。10日に1枚出ていた葉が止まる、それが合図だった。あの時は知識よりも希望的観測で動いてしまった。バナナの冬支度は、気温よりも成長の変化を見るものだったんだな、と後から強く感じている。



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