台風後に急に倒れた鉢植えバナナ、根腐れかと思ったら違った話(ドワーフナムワ・関東)
2026-01-30
9月下旬、台風が通過した翌朝だった。ベランダに置いていたドワーフナムワが、根元から傾いているのに気づいた。前日までは特別大きくなっているわけでもなく、背丈も2mちょっと。鉢は60L、用土もいつもと同じ。雨はかなり降ったけれど、水はけが悪い印象はなかった。土を触ると、表面は湿っていてひんやりしている。風の音と、葉がバサバサ擦れる音がまだ耳に残っていて、嫌な予感がしていた。支柱は立てていたが、台風の横風を完全には防げなかったみたいだった。
正直、その時は「やっぱり根腐れか」と思った。水のやりすぎ、土が柔らかすぎたのかもしれない、と自分に言い聞かせた。でも、同じ鉢、同じ用土で育てていた別の一本は無事だった。だから余計に混乱した。倒れた株だけを見て、何が悪かったのか即答できなかった。
倒れた姿を見た瞬間、胸がぎゅっとなった。せっかくここまで育ったのに、という悔しさと、ちゃんと守れなかった後悔が一気に押し寄せた。葉を起こすと、幹の付け根がぐらついている感触が手に伝わってきて、思ったより根が張れていなかったのかもしれないと気づいた。風が強かった夜のことを何度も思い返して、あの時もっと固定していれば、と考えてしまった。
振り返ると、植え付け時の深さや、根張りの差を軽く見ていたのが大きかったと思う。同じ条件でも、根の張り方は一本一本違う。当時は「バナナは強い」という思い込みがあって、多少の風は平気だろうと油断していた。支柱も最低限で済ませていたのが原因だったのかもしれない。
今なら、台風前に鉢の安定性をもっと見直すと思う。重心が高い植物だから、風の抜け方や固定の仕方が重要だった。倒れてから慌てて考えるのでは遅かった、という独り言が今も残っている。
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