ドワーフナムワを切り戻しすぎて葉が詰まり、花芽が出ずに腐らせたときの話
2026-01-30
「まだ出ないのかな…」と毎日覗き込むようにしていた。屋内越冬させたドワーフナムワは、冬の間に先端が少し枯れ込んでいたので、春先に思い切って切り戻した。暖かくなってから屋外に出し、葉が出てくるのを待っていたが、なぜか新しい葉がきれいに開かない。葉の先が内側で引っかかり、次の葉がギュウギュウに詰まっている感じがして、不安だけが増えていった。
切り戻したのは3月下旬、場所は関東南部の庭。日中は20℃前後まで上がる日もあり、バナナには悪くない条件だと思っていた。ただ、幹の上部を触ると妙に硬く、指で押しても弾力がなく「これ大丈夫か?」と嫌な感触だった。ある日、葉をめくると中に茶色く変色した部分が見え、甘酸っぱいような腐敗臭がした瞬間、頭が真っ白になった。
「やっちゃったかもしれない…」。せっかく冬を越したのに、自分の手でダメにした気がして、かなり落ち込んだ。葉が詰まって出てこないのが怖くて、一枚、また一枚と剥がしてしまったのも後悔している。裸になった花芽は直射日光と暑さにさらされ、数日で腐ってしまった。
今思えば、枯れた先端が狭く硬くなりすぎて、内側から出てくる葉や花芽の通り道を塞いでいたのだと思う。当時は「早く出したい」「詰まる前に何とかしたい」という焦りしかなく、幹の状態を冷静に見られていなかった。葉を剥ぐ行為が逆効果になるとは、そのときは考えもしなかった。
後から振り返ると、枯れた部分に軽く切れ込みを入れる程度で様子を見るべきだったと思う。全部切る、全部剥ぐ、ではなく「出てくる余地を作る」くらいの感覚が必要だった。次は触りすぎず、匂いや硬さを感じた時点で一度立ち止まる。そう自分に言い聞かせている。
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