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三尺バナナを90L鉢ごと動かせず温室計画を断念した重さトラブル体験

2026-01-30

単管パイプで簡易温室を組もうと決め、庭の端に置いていた90Lポットの三尺バナナを少し移動させる必要があった。秋雨が続いた数日後で、鉢土は水をたっぷり含んでいた。見た目でも重そうだったが、いざ持ち上げようとした瞬間に腰が引けた。これは無理だ、と直感した。後で冷静に考えると、100kg近くあったと思う。

結局、持ち上げるのを諦め、樽を転がすように少し浮かせて回転させながら数十センチずらす案を考えたが、それすら現実的ではなかった。脚立の高さも足りず、予定していた4m温室は断念。葉を切り詰めて3mで妥協するしかなかった。

「最初から想像できただろう」と自分に言い聞かせたが、正直かなり落ち込んだ。収穫や冬越し以前に、物理的に動かせないという問題にぶつかるとは思っていなかった。濡れた土の匂いと、手袋越しに伝わる鉢の冷たさが、失敗の実感を強めた。

当時は、株が大きくなること自体を喜んでいて、その先の管理や移動まで具体的に考えていなかった。トール系バナナは育てがいがある反面、場所や重さの制約が一気にのしかかる。頭では分かっていたつもりでも、実際に体で感じるまで理解できていなかった。

今なら、植え替え時点で最終サイズと設置場所をもっと慎重に考えるべきだったと思う。収量や見た目だけでなく、動かせるかどうかも管理の一部だと、身をもって知った出来事だった。



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