切り戻しすぎたかも?冬越し後に芽が出ないバナナを前に迷い続けた2週間
2026-01-30
冬越し後、バナナの幹を前にハサミを持つ手が止まった。「どこまで切ればいいんだろう」。茶色く変色した部分を見て、少しずつ切り戻していった。切り口は瑞々しくて、「まだ生きてる」と自分に言い聞かせた。
でも翌日、何も起きない。翌々日も同じ。触ると切り口は湿っていて、ほんのり青みはある。でも芽の気配がない。4日目、「切り戻しが足りなかったのかな」と、また少し切った。包丁を入れるたびに、シャクッと鈍い音がして、切り口の匂いが鼻に残った。
不安が膨らんだ。「切りすぎたかもしれない」。でも切らなきゃ腐るかもしれない。どっちが正解か分からないまま、判断を繰り返していた。夜になると、「もうダメかもな…」と弱気な独り言が漏れる。
結局、2週間待っても動きはなかった。鉢土を少し掘ってみると、出てきた根は黒っぽく、指で触ると頼りない。「ああ、これか」。その瞬間、肩の力が抜けた。失敗を受け入れた感じだった。
振り返ると、越冬後すぐに結果を求めすぎていた気がする。気温もまだ安定していない時期に、切る・待つ・切るを繰り返してしまった。経験がないからこそ、手を動かしすぎた。あの迷い続けた2週間は、今でもはっきり覚えている。
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