園芸の失敗談データベース
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スモモの実が膨らまないのが怖くて強剪定したら逆に実が動き出した話

2026-01-30

実が全然大きくならないのを見て、「この木、弱ってるのかな…」と不安になった。結局その年、思い切ってバサバサ切った。今思えばかなり極端な剪定だったけど、その後に実が膨らみ始めたのは事実だ。結果としては収穫までたどり着いたものの、頭の中はずっと混乱したままだった。

場所は九州北部、4月下旬。花は咲いたが、結実後しばらく経っても実がビー玉サイズのまま止まっていた。周囲のスモモは少しずつ色づいているのに、うちの木だけ時間が止まったみたいだった。葉は茂っていて、枝も多く、風が吹くと葉擦れの音がやけにうるさかった。

「このままじゃ全部落ちるかも」という焦りが強くて、剪定ばさみを握る手が止まらなかった。切るたびに青い匂いが立ち上って、「やりすぎたかも」と思いつつも戻れなかった。数日後、実が少しずつ膨らんできたのを見たときは、嬉しいより先に「え、なんで?」という戸惑いの方が大きかった。

当時は、木が弱っている=剪定すれば元気になる、くらいの雑な理解しかなかった。葉が多いことと、実が育たないことの関係も、ちゃんと考えていなかったと思う。ただ不安を消したくて動いた結果、たまたま良い方向に転んだだけだった。

後から考えると、状況をもっと観察する時間が必要だった。焦りで判断すると、たまたまうまくいっても理由が分からないままになる。今回は結果オーライだったけど、次も同じとは限らない。「切ったら膨らんだ」という事実だけが残って、納得しきれない感覚が今も残っている。



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