園芸の失敗談データベース
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クチナシの葉が黄色くなって全部落ちた 酸性不足に気づくまでの長い迷走

2026-01-30

鉢植えのクチナシを育て始めて2年目の夏前、葉の色が少しずつ薄くなり始めた。場所は東京のベランダ、午前中は日が当たる。最初は新葉だけが黄緑っぽく、成長途中だからだと思っていた。ところが梅雨に入る頃、古い葉まで黄色くなり、指で触るとポロポロ落ちた。土は湿っているのに、株全体が元気を失っていく感じがした。

その時の独り言は、「水もやってるし、虫もいないのに、なんでだ」。肥料は液体ハイポネックスだけ。これで足りないはずがない、と思い込んでいた。

葉が落ちていく様子を見るのは、かなりこたえた。朝ベランダに出ると、鉢の周りに黄色い葉が散らばっていて、胸が重くなる。触ると葉は紙みたいに薄く、緑の力強さがない。もう枯れるんじゃないかと不安で、毎日鉢を覗き込んだ。

当時は「肥料不足」ばかり考えていて、土の性質まで頭が回らなかった。クチナシは酸性を好むと知識では知っていたのに、実際の症状と結びつかなかった。水道水をそのまま使い続けていたことも、振り返ると原因の一つだったのかもしれない。

後から薄いクエン酸水を与えたところ、新芽が黄緑から緑へ変わっていった。その変化を見た時、最初から土の状態を疑えばよかったと思った。見直すべきだったのは、肥料の量よりも、土と水の性質だったと今は感じている。



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