強香のはずが全然香らない|イングリッシュローズと台木ロサラクサ・ノイバラで迷った失敗体験
2026-01-31
春の開花期、庭に出た瞬間に香りを期待していた。選んだのは「強香」と説明されていたイングリッシュローズ。晴れた午前中、気温は20度前後で、花もきれいに開いていた。でも、顔を近づけても香らない。「あれ?」と思って何度も鼻を近づけたが、風に乗るはずの香りがまったく来ない。
最初は咲き始めだからだと思った。翌日、翌々日と様子を見ても変わらず、花はきれいなのに香りだけが抜け落ちている感じだった。「こんなはずじゃなかったのに」と、がっかりした気持ちが積もっていった。水やりのあと、湿った空気の中で再確認しても結果は同じだった。
正直、かなり落ち込んだ。「香りが目当てで選んだのに…」と独り言を言いながら、ラベルを何度も見返した。自分の育て方が悪いのか、場所が悪いのか、それとも品種の個体差なのか、答えが見えなかった。不安とモヤモヤだけが残った。
あとから知ったのは、台木の違いが影響する可能性があるという話だった。ノイバラ台木は樹勢が強く、水をよく吸う分、花や香りの印象が変わることがあるらしい。当時は「接ぎ木なら全部同じ」と思い込んでいて、台木まで意識して選んでいなかった。
今なら、香りを重視するなら何を見るべきだったのか、少し視点が変わる気がする。あのとき感じた違和感は、自分の勘違いから来ていたのかもしれない。期待と現実の差に戸惑った、忘れられない体験だった。
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