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紫陽花 万華鏡を青くしたかったのにピンクのまま…ミョウバン投入で失敗した初心者の勘違い体験

2026-02-02

6月上旬、梅雨入り直前の関東で、鉢植えの紫陽花「万華鏡」を育てていた。買ったときは澄んだ青で、それが忘れられず「今年こそ青く」と意気込んでいた。雨はそこそこ、気温も20度前後で、紫陽花には悪くない気候だったと思う。ネットや人づてに聞いた話を信じて、開花前にミョウバンを水に溶かして与えた。株元の土はしっとりしていて、変な匂いもなかったから「これで大丈夫だ」と思っていた。

きっかけは花が開き始めた頃だ。他の紫陽花は少しずつ色が動いているのに、万華鏡だけが頑なに色づかない。むしろ去年より淡く、ピンク寄りになっていく気がした。焦って追いミョウバンをしたり、液肥は控えた方がいいと聞いていたのに不安で薄めに与えてしまった。鉢は市販のブレンド培養土で、マグァンプも最初から混ざっていた。

正直かなり落ち込んだ。「なんで他はピンクなのに、これだけ中途半端なんだ」「また失敗か…」と毎朝ため息が出た。青くなるはず、という思い込みが強くて、花を見るたびにがっかりしていた。梅雨の湿った空気と相まって、気持ちも重かった。

今思えば、色が変わる仕組みをちゃんと理解していなかったのが原因だった。当時は「ミョウバン=青くなる魔法」くらいに思っていたし、土のリン酸量や元肥の影響なんて考えていなかった。買った時の花色は、すでに生産段階で調整されていた可能性も高いのに、その事実から目を背けていた。

後から振り返ると、まず土と肥料の状態を疑うべきだったし、1年で思い通りに色を変えようとしたのが無理だったんだと思う。焦らず数年かけて様子を見る、あるいは最初から「この株はこの色」と受け入れる考え方も必要だった。あのときは青に執着しすぎていた。ただそれだけだった。



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