万華鏡を早く切りすぎて不安になった話|アジサイ剪定のタイミングで毎年迷う
2026-02-02
ご近所の万華鏡が、ある日いきなり全部切られていた。それを見た瞬間、「え、もう切っていいの?」と心臓が少しドキッとした。自分の鉢も満開で、切りたい気持ちはあった。でも、来年咲かなくなったらどうしよう、その不安が勝って、結局ハサミを持ったまま動けなかった。
六月中旬、晴れの日が続いた週だった。万華鏡はまだ色も鮮やかで、触ると花がずっしり重い。風が吹くたびに枝がしなって、「そろそろ切った方がいいのかな」と思う。でも、去年の記憶が邪魔をした。あのときは切るのが遅れて、花芽の位置が分からなくなってしまった。
その場に立っている間、「今切ると失敗する」「でも切らないと来年咲かないかも」と、頭の中で同じことを何度も繰り返していた。「もう少しだけ…」「いや、今がベスト?」。優柔不断すぎて、自分でも呆れた。
当時は、剪定に正解の一日があると思い込んでいた気がする。この日を逃したら終わり、みたいな感覚。でも実際は、気温や株の状態で幅がある。それを理解していなかったから、他人の行動に振り回されていた。
今振り返ると、ご近所の剪定と自分の万華鏡は別物だった。環境も株の大きさも違う。それなのに「同じじゃないとダメ」と思っていた。切る勇気も、切らない判断も、どちらも間違いじゃなかった。ただ、自分の株をちゃんと見ていなかっただけだった。
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