紫陽花のラベル写真を信じすぎた結果…衣純千織が思ったほど咲かなかった勘違い体験
2026-02-02
ホームセンターで衣純千織を見つけたのは梅雨前の蒸し暑い日だった。ラベル写真は完璧で、グレーがかった繊細な色合いに一目惚れした。定価4000円台の鉢が見切りで安くなっていて、「これは運命だ」と即決。ベランダで育てる場所を確保し、水やりにも気をつけていた。
実際に育ててみると、咲いた花はラベルの印象とはかなり違っていた。斑入りのガクアジサイ、という表現が一番しっくりくる感じで、「あれ?こんな普通だったっけ」と戸惑った。日当たりや水やりを変えても劇的な変化はなく、年を越してもラベルのような姿にはならなかった。
正直がっかりした。「写真詐欺じゃん…」と心の中で毒づいたし、ラベルを何度も見返してはため息をついた。「私の育て方が悪いのか」「この品種自体が難しいのか」と悩みが堂々巡りだった。安く買えた喜びより、期待を裏切られた気持ちの方が大きかったのが本音だ。
後から知ったのは、宣材写真がかなり映える条件で撮られていること、枝ごとの変化が大きい品種だということだった。当時の私は「写真通りに咲くのが普通」と思い込んでいて、個体差や環境差を甘く見ていた。バラも紫陽花も、ラベル通りに咲かせるのは簡単じゃないという基本を完全に忘れていた。
今なら、現物の花姿をよく見てから判断するし、過度な期待はしない。写真は参考程度、と割り切れるようになった。衣純千織そのものが悪いわけじゃない。ただ、私の思い込みが強すぎただけだった。
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