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6月の紫陽花挿し木が全滅しかけた話|猛暑で葉が枯れた初心者の挿し木失敗体験

2026-02-02

「あ、これダメだ…」と声に出たのは、挿し木した紫陽花の葉が一斉にしおれた朝だった。教本通りに鹿沼土、明るい日陰、風通し。なのに結果は葉がチリチリに枯れていくばかりだった。失敗だと決めつけて、しばらく見ないふりをした。

6月中旬、すでに真夏みたいな暑さの年だった。日中は35℃近く、夜も蒸し暑い。屋外の半日陰に置いて、朝夕は水やりをしていた。触ると土は湿っているのに、葉はぐったり。「暑かったからかな…」と分かっているようで分からない不安が続いた。

正直かなり落ち込んだ。「毎年できてたのに」「今年だけどうして?」と、自分を責めた。挿し木を動かしたかも、葉を切るのが雑だったかも、と後悔が次々浮かんだ。夜に鉢を見ては「ごめん」と小さく呟いた。

当時は“時期”を甘く見ていた。6月なら大丈夫、という思い込みがあった。でもその年の暑さは例年と違っていた。教本通り=安全、ではなかった。環境の変化を肌で感じていたのに、判断を変えられなかった。

数週間後、完全に諦めていたポットの根元から小さな新芽が出たのを見た時は、声が出た。「生きてたんだ…」。失敗か成功かは白黒じゃないと知った。次からは時期と気温を最優先に考える。あの暑さの中で無理に外に置いた判断だけは、今でも反省している。



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