プチドールを地植えにするか迷って失敗しかけた話 クリスマスローズ小苗を焦った春
2026-02-02
去年の秋、プチドールのポット苗を見つけたときは嬉しかった。小さくて頼りないけど、これから育てる楽しみがあると思った。春が近づくにつれて「もう地植えにしてもいいんじゃないか」と気持ちが揺れ始めた。「今植えたほうが根付くかも」という根拠のない期待もあった。
場所は関東の住宅地で、三月中旬。朝はまだ冷えるけど昼は暖かい。庭の土は乾きやすく、風もよく通る。鉢の中で元気そうに見えるプチドールを見て、「このまま地植えしたら一気に大きくなるかも」と思った。でも同時に「まだ早い気もする…」と迷っていた。
迷いながらも、地植えの準備をしかけた自分がいた。スコップを持ったまま、何度も苗を見てはため息をついた。「失敗したらどうしよう」「せっかく買ったのに」と不安ばかりが膨らんだ。結局、その日は植えなかったけど、気持ちはずっと落ち着かなかった。
後から分かったのは、当時の自分が“地植え=正解”と思い込んでいたことだった。鉢でじっくり育てる時間や、株が充実するまで待つという発想が抜け落ちていた。早く結果が欲しくて、植物のペースを無視しそうになっていたんだと思う。
今振り返ると、あの迷いの時間こそ必要だった。焦らず、鉢のままもう一季節育てるという選択は、結果的に自分を落ち着かせてくれた。園芸は待つことが多い。あの春の迷いは、待つことを覚えるための大事な経験だった。
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