花を見やすくしようとして花茎を曲げてしまったクリスマスローズの後悔
2026-02-02
園芸店で見かけるように、俯いて咲くクリスマスローズの花を正面から見たくて、自宅の鉢植えでも花茎を少し持ち上げてみた。真冬の午後、気温は低めで、茎も硬そうだったが「これくらいなら大丈夫だろう」と思ってゆっくり曲げた。見た目にはポキッと折れた感じはなかった。
その日は満足して室内から眺めていたが、数日後その花だけ色が抜けたようになり、張りがなくなった。触ると以前より頼りない感触で、「あれ?」と嫌な予感がした。他の花は問題なく咲いているのに、その一輪だけが静かに終わっていった。
正直ショックだった。「見たいだけだったのに」「ほんの少しだったのに」と自分に言い訳ばかりしていた。花を愛でたい気持ちが強すぎて、花そのものを傷つけたことが悔しかった。「何もなかった顔して咲いてくれよ…」と心の中で何度も呟いた。
当時は、折れなければ大丈夫だと思っていた。でも後から知ったのは、90度近く曲げることで内部の組織が切れてしまうことがあるということだった。見た目が無事でも中では致命的だった、という状態に気づけなかった。
今なら、見えにくさは配置で工夫する。台に乗せる、角度を変える、それでも無理なら持ち上げて一瞬見る。それくらいの距離感がちょうど良かった。花を長く楽しむより、自分の欲を優先してしまったのが一番の失敗だった。
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