ラズベリーが黒くなったのに甘くない…初収穫で勘違いしていた完熟タイミングの失敗談
2026-02-02
ラズベリーを育て始めたのは前年の春で、今年が初めての収穫だった。梅雨の合間、気温は30度前後で蒸し暑く、朝露がまだ残る時間帯に色づいた実を毎日確認していた。色が十分に濃くなり、指で触れるとポロっと外れる実を選んで収穫していたので、「これが完熟だ」と疑いもしなかった。見た目も売り物みたいで、期待はかなり大きかった。
収穫した実をそのまま口に入れると、思っていたほど甘くない。香りも弱く、なんだか水っぽい。「生のラズベリーってこんなものなのか?」と首をかしげながら、数日同じタイミングで収穫を続けた。でもどれも似たような味で、正直がっかりだった。そんな中、収穫し忘れて地面に落ちていた実から、異様なほど甘くて芳醇な香りが立ち上ってきた。「え、なにこれ…別物?」と驚いた。
その瞬間、頭の中が混乱した。「自分はずっと早取りしていたのか?」「でもポロっと取れたのに?」と、判断基準が一気に揺らいだ。暑さで発酵しただけなのか、たまたま出来のいい実だったのか分からず、不安ばかりが増えた。「せっかく育てたのに…」と悔しい気持ちが強かった。
後から振り返ると、初収穫の年で株自体がまだ充実していなかったことを完全に忘れていた。黒くなって外れやすい=最高の食べ頃、という単純な思い込みがあった。当時は天候や株の年数で味が大きく変わるなんて想像もしていなかったし、「初年度から本気の味が出る」と無意識に期待していたのが失敗だった。
今思えば、味の評価を急ぎすぎた。見た目や触感だけで判断せず、株の状態や年数を含めて受け止めるべきだったと思う。「今年はこんな感じなんだ」と割り切る余裕があれば、あんなに落ち込まずに済んだはずだ。甘さが出ない=自分の管理ミス、と決めつけてしまったのも反省点だった。
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