真夏に元気なのに実がつかない…ラズベリーを地植えにして失敗した夜温トラブル体験談
2026-02-03
関東の平野部で、7月下旬から8月にかけての猛暑が続いた年のことだった。昼は35℃前後、夜もエアコンを切ると蒸し暑く、最低気温は28℃近くになる日が多かった。鉢で育てていたラズベリーを「管理が楽になるだろう」と思って地植えに切り替えたのがこの時期だった。日当たりは良好で、ブラックベリーは隣で青々と茂っていたし、正直そこまで深刻に考えていなかった。
地植え後もしばらくは見た目が元気で、新芽も伸び、葉も青々していた。水切れだけは怖かったので朝夕に様子を見て、土の表面が乾けばしっかり水をやっていた。それなのに花が落ち、実がほとんど膨らまない。「枯れてはいないのに、なんで?」と毎朝株元を覗き込んでは首をかしげた。ブラックベリーは平然としているのに、ラズベリーだけが結果を出さないのが余計につらかった。
正直かなり不安だった。「このまま全部ダメになるんじゃないか」「地植えにした判断が間違いだったのか」と、夜に気温計を見ながら後悔ばかりしていた。昼の暑さばかり気にして遮光を考えていたけれど、夜になってもムワッとした空気が抜けないのを感じて、「もしかして夜がダメなんじゃ…」と独り言をつぶやいたのを覚えている。
後から振り返ると、昼の最高気温より夜温を完全に見落としていた。夜に気温が下がらない環境では、見た目が元気でも結実が極端に落ちるということを当時は知らなかった。鉢なら場所を動かせたのに、地植えにしたことで逃げ場がなくなったのも痛かった。
今思えば、地植えにする時期を秋まで待つか、夏の間は半日陰で夜風が通る場所に置くべきだった。元気そうに見える葉に騙されて「大丈夫だ」と思い込んだのが一番の失敗だったと思う。あの時の蒸し暑い夜の空気の重さは、今でも忘れられない。
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