園芸の失敗談データベース
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ラズベリー『ハリテージ』のシュートが細すぎて不安になった話|翌年も増えないのか本気で悩んだ失敗体験

2026-02-03

去年の春、ラズベリーのハリテージを購入して育て始めた。2年生苗で、植え付け当初は立派なシュートが1本だけ目立っていて、他は極端に細く、正直「これ大丈夫なのか?」という状態だった。場所は日陰寄りで、梅雨前後は湿気が強く、葉裏にはうっすらハダニらしきものも見えていた。気温は25度前後、雨上がりの蒸した空気の中で、葉の色もどこか冴えなかった。

育てていくうちに、翌年になれば自然と本数が増えて太いシュートが何本も出るだろう、と勝手に期待していた。でも秋になっても状況はほとんど変わらず、細いシュートは心許ないまま。「このままじゃ収穫どころか株が弱るんじゃ…」と毎日眺めてはため息をついていた。ネットで調べても情報がバラバラで、余計に迷った。

一番つらかったのは、ちゃんと育てている“つもり”なのに結果が出ないことだった。「日陰が悪いのか」「シュートの太さが足りないからダメなんだ」と頭の中で何度も自分を責めた。正直、「買う品種を間違えたかも…」と後悔もした。

後から振り返ると、当時はシュートの太さばかりに気を取られていた。でも実際には、太さよりも数と更新のリズムの方が重要だったことに気づいたのはずっと後だ。しかも初年度〜2年目は見た目が貧弱になりやすい、という前提を知らなかった。

今思えば、焦って環境をいじり過ぎなかったのは唯一の救いだった。すぐに掘り上げたり処分しなかったのは正解だったと思う。「まだ様子を見るしかないんだ」と自分に言い聞かせて待つ、その判断ができなかったら完全に失敗していた。園芸は待つのが一番難しい、そう痛感した体験だった。



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