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汐止晩生ネギが太らないまま分けつ地獄になった失敗談|初心者が勘違いしやすい分げつネギの落とし穴

2026-02-09

「今年こそ太いネギを収穫するぞ」と思って育てた汐止晩生ネギは、結局最後まで細いままだった。分けつは勢いよく増えるのに、肝心の一本一本が全然太らない。食べても満足感がなく、収穫のたびに肩透かしだった。分げつネギって、こういうものなのかもしれないな、と後から思う。

育て始めたのは春先。関東の家庭菜園で、日当たりはそれなり。苗を15cm以上あけて植え、土寄せも自分なりに頑張った。土を触ると湿り気と土の匂いが混じって、「ちゃんと育ってるはずだ」と安心していた。ところが夏前になる頃から、株元が分かれて増えるばかりで、太さは変わらない。葉は元気そうなのに、軸だけが頼りない。

正直、かなりがっかりした。「自分の腕が悪いのか」「肥料が足りないのか」と何度も考えた。土寄せするたびに期待して、掘り上げるたびに落胆する。その繰り返しで、「もう九条ネギに切り替えようかな…」と弱気になっていた。

結局、その年は特別な対処はできず、汐止は全部食べ切ることにした。味自体は悪くない。でも、太くなるネギを想像していた分、満足感は低かった。後から知ったが、太くなろうとするタイミングで分げつする性質があるらしく、太さを求めるとズレが生じやすい品種だったようだ。

当時は「ネギは土寄せすれば太くなる」と単純に考えていた。それが間違いだった。分げつタイプと一本ネギタイプの違いを深く理解していなかったし、収穫イメージも曖昧だった。

今振り返ると、最初に『何を重視したいか』を決めるべきだったと思う。量なのか、太さなのか。その視点がないまま育てたから、途中で迷い続けることになったんだと思う。



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