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オステオスペルマムが一輪ずつしか咲かなくなった原因 肥料不足だと思い込んだ勘違い体験

2026-02-11

「花が少ない=肥料が足りない」。当時の自分は、それを疑いもしなかった。オステオスペルマムの花数が減り、一輪ずつポツポツ咲くようになったとき、真っ先に頭に浮かんだのが追肥だった。

時期は5月中旬、関西の平野部。日当たりは良好で、午前から夕方までしっかり日が当たる場所だった。元肥は入れていたものの、春の開花がひと段落したあとだったので、「そろそろ栄養切れかな」と思った。そこで液体肥料を週に一度与え始めたが、花は増えないどころか、逆に勢いが落ちていった。

正直、焦っていた。「せっかくここまで育ったのに」「なんで咲かないんだ」。肥料をやった直後は一時的に葉色が良くなった気がして、「よし、効いてる」と安心した。でも数日後にはまた元通り。その繰り返しで、だんだん不安が強くなっていった。「やり方間違ってる?」と自問しながらも、手を止められなかった。

結果的にやっていたのは、過剰な追肥だった。後から振り返ると、株は十分育っていて、問題は肥料ではなく切り戻し不足だった。花が終わった後の枝をそのままにしていたせいで、株が疲れていたのだと思う。でも当時は「切るのが怖い」という気持ちが勝っていた。

この失敗が起きやすい理由は、「肥料=万能」という思い込みだと思う。何か調子が悪いと、つい足す方向で考えてしまう。でもオステオスペルマムの場合、休ませることや整えることの方が大事な場面もある。それに気づけなかったのは、自分が花を咲かせたい気持ちばかり先行していたからだ。

今なら、花数が減った時点で株全体を見る。枝の伸び方、混み具合、触ったときの張り。「足りないもの」を探す前に、「疲れていないか」を考えるべきだった。あのときの自分は、咲かせることに必死で、植物の状態をちゃんと見ていなかったと思う。



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