鉢植えにしたはずのミントが鉢底を突き破って地面に根付いていたときの戸惑い
2026-02-11
「地植えはやばい」と何度も聞いていたから、あえて鉢植えにした。それなのに、結果的に地植えみたいな状態になっていたのは、正直ちょっと笑えなかった。ミントを甘く見ていたわけじゃないつもりだったけど、現実は予想の一歩先を行っていた。
気づいたのは初夏、梅雨入り前の蒸し暑い時期だった。鉢を動かそうと持ち上げた時、やけに重くて、底を見ると排水穴から太い根が何本も飛び出していた。しかも、そのまま下の土に到達している感じがはっきり分かる。「え、これもう繋がってるよね?」と声に出してしまった。土の匂いと湿った根の感触が、妙に生々しく印象に残っている。
その瞬間の気持ちは、驚きと諦めが半々だった。鉢植えなら安心だと思っていたのに、「結局ミントはミントか…」という脱力感。増えすぎるのが嫌で鉢にしたのに、結果的に地面に逃げ道を作ってしまった自分の中途半端さに、少し腹も立った。
対処としては、思い切って鉢を持ち上げ、地面に伸びた根を切り離した。ただ、すでに地面側から新芽が出ているのを見てしまい、「これ、もう止まらないやつだな」と感じたのも事実だ。結局、鉢のミントは勢いが落ち、地面側から出た芽の方が元気に育っていった。
なぜこんな失敗が起きやすかったのかというと、鉢のサイズ選びと設置場所だったと思う。大きめの鉢にしたことで安心してしまい、下が土のままの場所に直置きしていた。当時は「排水がいいから」と前向きに考えていたけれど、ミントにとっては都合のいい抜け道だった。
後から考えると、鉢植えにするなら下にレンガを敷くとか、完全に浮かせる工夫が必要だった。地植えの誘惑に負けないつもりが、知らないうちに自分で扉を開けていた。そんな感覚だった。
ミントの記事をまとめて見る
タグ