クエン酸鉄を自作して薄め方を誤った結果、挿し木が止まった体験談|メネデール代わりのつもりが
2026-02-11
メネデールを節約したくて、クエン酸とスチールウールで自作したクエン酸鉄。ネットや書き込みを読み漁り、「これで十分いけるはず」と思い込んでいた。だが実際は、挿し木の成長がピタッと止まり、ただの水挿し状態が続いた。「あれ?おかしいな…」と首をかしげながらも、原因が分からなかった。
作業したのは春先の3月。室内はまだひんやりしていて、窓際に置いたペットボトルの中でスチールウールがゆっくり色を変えていった。わずかに血のような鉄臭さが漂い、「ちゃんとできてる気がする」と妙な安心感があった。出来上がった原液を感覚で希釈し、そのまま挿し木に使った。
数日経っても白根が伸びない。「刺激が足りないのか、それとも強すぎたのか…」判断がつかず、不安だけが募った。「市販品をケチったせいだ」と自分を責める気持ちと、「いや、まだ待てば出るはずだ」という期待が頭の中で揺れ続けた。
結局、様子がおかしいと感じて使用を中止し、水だけの管理に戻した。すると時間はかかったが、ようやく白根が動き始めた。あのとき初めて、「自作=安全」と思い込んでいた自分の浅さに気づいた。
失敗の原因は、濃度管理を数字ではなく感覚で済ませたことだと思う。当時は「薄めれば大丈夫」としか考えていなかった。実際は、わずかな差で反応が変わる世界だった。
今なら、必ず少量で試し、結果を見る時間を取る。急がず、確信が持てるまで広げない。その当たり前が、当時はできていなかった。今でもあの止まった挿し木を見ると、苦い気持ちになる。
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