アネモネの蕾が太いのに上を向かない…冬の鉢植えで水を控えすぎて失敗した話
2026-02-11
正直に言うと、「蕾は立派なのに、なんで咲かないんだ?」と毎朝じっと鉢を見つめていた。3号鉢のアネモネに、ぶっとい蕾が顔を出したのは2月下旬。冬の終わりで、空気は冷たく、指先がかじかむような朝だった。期待はしていたのに、蕾はいつまで経っても俯いたまま動かない。
置き場所はベランダ。日当たりは悪くないが、冬だからと水やりは控えめにしていた。鉢の表面は乾いているけど、球根が腐れるのが怖くて、「これくらいでいいだろ」と自分に言い聞かせていた。寒風が吹く日は特に、水をあげるのをためらっていた。
でも不安は消えなかった。「もしかして失敗してる?」と何度も鉢を持ち上げ、軽さを感じるたびに胸がざわついた。ネットでは水のやりすぎ注意と書いてあるし、でも蕾は元気そうに見える。「大丈夫だよな…?」そんな迷いを何日も繰り返した。
思い切って、水不足では?と指摘されてから、たっぷり水を与えてみた。鉢底から水が流れ出るのを久しぶりに見て、「あ、これだ」と思った。翌日、蕾がほんの少し上を向いていた。たったそれだけで、胸が一気に軽くなった。
今思えば、冬=水控えめ、という思い込みが強すぎた。発芽後のアネモネは意外と水を欲しがる。その感覚を掴めていなかったのが一番の原因だった。当時は寒さばかり気にして、球根の状態をちゃんと見ていなかった。
振り返ると、鉢の軽さや用土の乾き具合をもっと素直に信じればよかった。怖がって何もしないより、少し踏み出して様子を見る。その判断ができなかった自分が悔しい。これは完全に、経験不足だった。
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