梅の花は咲いたのに実がならない原因|寒波と受粉不足で失敗しやすい落とし穴
2026-01-09
梅の花はしっかり咲いたのに、いざ収穫期になるとほとんど実が付かない。去年は大豊作だったのに今年は数粒だけ、という経験をした人も多い。特に開花時期が早かった年や、満開直後に寒波が来た年は、見た目ほど結果が伴わないことがある。花は多くても、雌しべのある花が少なかったり、開花中に気温が低く虫や鳥が飛ばなかったりすると、結実まで至らないケースが目立つ。
この失敗が起きやすい理由のひとつは、梅が受粉環境に強く左右される植物だから。梅は自家不和合性の品種が多く、同じ木の花粉では実が付きにくい。さらに、開花期に低温や雨が続くと、ミツバチやメジロなどの受粉者が活動しにくくなる。花が咲いたという事実だけで安心してしまい、受粉条件まで気にしないと失敗しやすい。
対策としては、まず近くに別品種の梅があるか確認することが重要。一本植えの場合は、人工受粉も選択肢になる。綿棒や柔らかいモップで他品種の花粉を花に付けるだけでも効果はある。また、開花前後は寒波予報を確認し、可能であれば風当たりの弱い場所で管理する。鉢植えなら一時的に移動するのも有効。
どうしても天候に左右されるのが梅の難しさでもある。毎年安定収穫を狙うより、実が少ない年もあると割り切る気持ちも大切。花を楽しめただけでも良し、と考えると気持ちが楽になる。
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