ラナンキュラス ラックス ピュタロスⅡを買ったのに色が想像と違った体験
2月のまだ寒さが残る頃、地元のホームセンターでラナンキュラス ラックスのピュタロスⅡを見つけた。タグにはレモンイエローの花と書かれていて、透明感のある明るい黄色に惹かれて購入した。店内は暖房が効いていて、株は元気そうに見えた。すぐに6号のスリット鉢へ植え替え、培養土と堆肥、くん炭を混ぜて日当たりの良いベランダに置いた。数日後、蕾が開き始めたのだが、出てきた色は思っていたよりも淡く、少し白っぽい黄色だった。しかも花弁の数もバラつきがあり、同じ品種とは思えないほど印象が違った。以前育てていた元祖ピュタロスはもっと濃い黄色だったので、見間違えたのかと不安になった。
最初の一輪を見た瞬間、「あれ?」と声が出た。明るい黄色を期待していたのに、どこかぼんやりした色合いで、元気なビタミンカラーとは少し違う。日光に透かすと綺麗ではあるけど、胸が高鳴るような色ではなかった。せっかくお気に入りとして迎えたのに、これで本当に良かったのかと後悔が押し寄せた。株自体はしっかりしていて、茎も太くて花数も多い。それなのに「好みの色じゃないかもしれない」という気持ちばかりが頭に残った。毎朝ベランダに出るたびに、違和感を探すように花を眺めてしまった。
あとから気づいたのは、ラックスは環境や個体差で色の出方がかなり変わるということだった。暖房の効いた売り場と、自宅の寒暖差のある屋外では条件が違いすぎる。購入時は蕾だったため、実際の開花色を確認できなかったのも大きい。タグの写真だけを頼りに決めてしまった自分の判断ミスだった。さらに、肥料の量や日照時間によっても花弁の発色が変わるらしく、最初から思い通りの色を出すのは難しいのだと知った。
振り返ってみると、開花株を選ぶべきだったし、可能なら実物の色を見てから決めたほうが良かった。今回は小さい苗を育てる楽しさを優先したけれど、結果的には色選びに悩み続けることになった。次に買うときは、少し高くても咲いている株を探すつもりだ。培養土や鉢サイズを変えながら、どんな環境なら理想の色が出るのかを試してみたいと思った。
「同じ名前でも、まったく同じ花じゃないんだな」と、しみじみ感じた。写真や説明だけを信じて決めるのは危険だった。色に迷ったときは、焦らず自分の目で確かめてから迎えたい。そう思える経験だった。
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