ガーデンシクラメン『ドラゴン』を地植えにして失敗した話 寒冷地で氷点下に当てて弱らせた冬の勘違い
ガーデンシクラメンだから外で平気だろう、という軽い気持ちが一番の間違いだった。ドラゴンは名前も強そうだし、売り場でも屋外向きみたいな顔をして並んでいた。正直、そこまで繊細な管理が必要な植物だとは思っていなかった。寒くなってきたら霜よけすればいい、その程度の認識だった。今思えば、完全に油断していたんだと思う。
群馬の自宅で、11月下旬にドラゴンを庭の花壇に地植えした。雪は滅多に降らない地域だけど、からっ風が強く、夜の冷え込みは意外と厳しい。最低気温が0℃近くになる日も出てきていたのに、そのまま外に置き続けた。日中は日当たりが良くて葉もシャキッとしていたから、大丈夫だと自分に言い聞かせていた。ところが12月に入ってから、朝見るたびに葉が伏せるようになり、花も明らかに元気がなくなっていった。
なぜこんな失敗をしたのかというと、「ガーデン」という名前への思い込みが大きかった。ガーデンシクラメン=地植え可能、寒さにも強い、という雑な理解だった。ドラゴンが温室育ちで、購入後しばらくは特に環境変化に弱いことも、その時は深く考えていなかった。夜間の冷え込みと乾いた強風、この組み合わせが想像以上にダメージになることにも気づけなかった。
後から振り返ると、買って最初の冬くらいは鉢管理で様子を見るべきだったと思う。最低気温が一桁になる夜は室内に取り込む、昼は風の当たらない場所に出す、それだけでも違ったはずだ。地植えにする判断が早すぎたし、地域の癖を甘く見ていた。ガーデンと書いてあっても、全部が同じ強さじゃないという当たり前のことを忘れていた。
弱っていく株を見ながら、なんとも言えない後悔が残った。きれいに咲いていた頃の姿を思い出すと、もっと慎重になれたはずだと思ってしまう。植物に申し訳ない気持ちと、自分の知ったかぶりへの情けなさが入り混じっていた。強そうに見えても、ちゃんと観察しないとダメなんだな、と身に染みた出来事だった。
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