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梅雨なのに水切れ?鉢植えアジサイがカサカサになった夏の勘違い体験談

2026-01-27

6月下旬、梅雨の真っ最中だった。前日もしっかり雨が降っていたし、空気も重くて蒸していたから、鉢植えのアジサイには水やりをしなかった。朝は元気そうに見えたのに、昼過ぎにベランダを見たら、花が妙に軽そうで、触ると紙みたいにカサカサしていた。鉢を持ち上げると驚くほど軽く、土の表面は湿っているのに中が乾いている感触だった。気温は急に上がって30度を超えていて、風も生ぬるかった。

「雨降ったし大丈夫だろう」と思っていたのに、アジサイは完全にぐったりしていた。葉が茂りすぎて、雨が土まで届いていなかったんだな、とその時はぼんやり考えた。ただ、もう花は元に戻らないかもしれない、という気持ちが先に来て、しばらく鉢の前で立ち尽くしていた。これは自分の判断ミスだった、と小さく独り言を言った。

正直、かなり落ち込んだ。梅雨時に水切れなんて考えもしなかったし、アジサイは水が好きだからこそ、雨に任せていいと思い込んでいた。花がカサついた音や、しおれた匂いがして、なんだか自分が雑に扱った結果を突きつけられた気がした。もうこれからはアジサイなんて無理なのかもしれない、と極端な考えまで浮かんだ。

今思えば、鉢のサイズを大きくしても、それ以上に葉が茂っていたのが原因だった。雨が降ったという情報だけで安心して、実際の鉢の重さや土の状態を確かめなかった。当時は「梅雨=水分過多」というイメージに引っ張られて、逆のトラブルに気づけなかったんだと思う。

後から振り返ると、雨が降った後でも鉢を持ち上げて重さを確認するとか、葉の下を少し覗いて土を触るべきだった。梅雨でも急に暑くなる日はあるし、鉢植えは地植えと全然違う。そういう当たり前のことを、体感するまで理解できていなかったんだな、と今は思っている。



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