熱帯睡蓮を無理に休眠させようとして迷走した話|室内に入れたら逆に咲き続けた
2026-01-27
最低気温が5℃を切りそうになった頃、そろそろ熱帯睡蓮を休眠させようと室内に取り込んだ。外は冷たい風が吹き、指先が冷える季節だった。でも室内に入れた途端、睡蓮は成長を止めるどころか、葉を出し続けて花まで咲かせ始めた。暖房の入らない部屋でも、水は思ったより冷えず、拍子抜けした。
休ませた方がいいのか、それともこのまま育てていいのか分からなくなった。ネットで見た情報と目の前の現実が噛み合わない。花芽を切るべきか悩みながら、水面に浮かぶ花を眺めていた。咲いているのに切るのは、なんだか申し訳ない気がした。
毎日様子を見ながら、正解が分からないまま時間だけが過ぎていった。夜になると水の匂いが少しこもって感じられて、部屋の中に小さな池があるような感覚だった。無理に自然のリズムを操作しようとして、逆に振り回されている気分だった。
後から思えば、休眠させるかどうかは環境次第で、一律に決められるものではなかったのだと思う。当時は気温だけを基準にしてしまっていた。花を切る判断も、もっと落ち着いて考えればよかった。睡蓮のペースを尊重する視点が、少し欠けていたのかもしれない。
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