ニラの花が咲いてから細いまま…収穫できないと焦った初心者の勘違い体験談
2026-01-28
去年の秋、関東のベランダで種から育て始めたニラが、春になっても爪楊枝みたいな細さのままだった。3月下旬、朝はまだひんやりしていて、プランターの土も触ると冷たい。葉は10cmほど伸びているのに、全体的に頼りなくて、料理に使える気配がない。ある日、先端に薄紫の花芽が一輪上がってきて、正直かなり焦った。栄養不足なのか、変な品種なのか、それとも失敗したのか、毎朝ベランダに出ては葉をつまんで匂いを嗅いでいた。
このとき頭の中では「もう半年経ってるし、少しでも食べていいんじゃないか」とずっと自分に言い聞かせていた。でも同時に、ここで刈ったらもっと弱るんじゃないかという不安も消えなかった。結局、収穫する勇気も捨てる勇気も出ず、ただ眺めるだけの日が続いた。自分の中で結論は出ていないのに、時間だけが過ぎていく感じだった。
正直、かなりもどかしかった。スーパーの太くて青々したニラを見るたびに、同じニラとは思えなくて、ため息が出た。自分の育て方が全部間違っている気がして、ネットを見ては余計に混乱した。肥料を足せばいいのか、日当たりが足りないのか、種まきの時期が悪かったのか、考えすぎて手が止まってしまった。
今思えば、ニラは株を育てる期間が長い作物なのに、見た目だけで判断していたのが一番の原因だった。当時は「半年も育てた」という時間ばかり気にして、株の太り具合や根の状態をちゃんと見ていなかった。花が咲いた=失敗、という短絡的な考えも強かったと思う。
振り返ると、収穫するかしないかで悩む前に、もう少し気長に株を太らせる前提で向き合うべきだった。細いから失敗と決めつけず、育成期間として割り切る考え方が必要だったんだと思う。あのときは焦りが先に立って、ニラのペースを無視していた。
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