園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

ニラが細いまま育たない原因を施肥で迷走した失敗談

2026-01-28

1年目のニラ苗を育てていた初夏、6月の蒸し暑い朝だった。土を触ると少し生暖かくて、湿った匂いがした。株を大きくしたくて、微粉肥料とリキダスを週1回与えていたけど、見た目はあまり変わらない。葉は伸びるのに太くならず、風に揺れるとすぐ倒れそうだった。これで本当に大きくなるのか、不安がずっとつきまとっていた。

「もっと肥料をやるべきか、それともやりすぎか」。毎回施肥のたびに自問自答していた。足りない気もするし、やりすぎて根を傷めたらどうしようという気持ちもあった。結局、中途半端な量を続けてしまっていたと思う。

その間、成長が止まっているように見えるニラを見るたびに、焦りと後悔が積み重なった。自分だけ置いていかれている感じがして、ベランダに出るのが少し憂鬱になったこともある。肥料の袋を手に持ちながら、今日はやめておこうかと悩む日も多かった。

今思えば、何を目的に肥料を与えているのか、自分の中で整理できていなかった。株を育てたいのか、収穫を急ぎたいのか、その軸がぶれていた。当時は「とにかく大きく」という漠然とした願いだけで動いていた。

振り返ると、施肥の量や頻度以前に、育てる段階を理解しようとする姿勢が足りなかった。迷いながら与える肥料は、結局自分を余計に不安にするだけだった。ニラの様子を見ながら考える余裕が、あの頃の自分にはなかった。



ニラの記事をまとめて見る