夏の高温期にながさき黄金を植えたら種イモが次々腐った話 衝動買いが引き起こした失敗体験
2026-01-29
真夏の昼間、気温は連日30℃を軽く超えていて、土を触るとむわっと熱が返ってくるような時期だった。ホームセンターで偶然見かけたながさき黄金の種イモが頭から離れなくなって、その場で1kg買ってしまった。値段は正直高かったけど、今植えなきゃ置き場所もないし、とにかく土に埋めてしまえばなんとかなると思っていた。植え付けて数日後、土の表面から漂う嫌な匂いに気づいた。掘り返してみると、イモはぶよぶよで、指で触ると簡単に崩れる状態だった。
ああ、やっぱりやってしまったな、と土の前でしゃがみ込みながら独り言が出た。高温期に無理やり植えたらどうなるか、頭では薄々わかっていたはずなのに、その場の勢いを優先してしまった結果だった。芽が出る以前に、腐るスピードのほうが圧倒的に早かった。
正直かなりショックだった。袋を開けたときの、少し土っぽくて青臭いイモの匂いを思い出すと、余計に後悔が膨らんだ。せっかく買ったのに、何も始まらないまま終わった感じがして、無力感だけが残った。触った指先に残るぬるっとした感触が気持ち悪くて、しばらく水で洗っても取れた気がしなかった。
なぜこんな失敗をしやすかったのかというと、「植え時を外してもなんとかなる」という根拠のない楽観があったからだと思う。暑さで腐るリスクよりも、今逃したらもったいないという気持ちが勝っていた。当時は保管するという選択肢もほとんど考えていなかった。
今振り返ると、買った瞬間に植える前提で動いていたこと自体が危うかった。すぐ植えないなら買わない、もしくは高温期は無理をしない、という当たり前の判断をもっと重く見るべきだった。あのときは、土に埋めることが前進だと思い込んでいた。
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