チューリップが強風と長雨で一気に終わった体験談|開花直後の天候を甘く見た
2026-01-29
今年のチューリップは、ようやく咲いたと思った矢先だった。3月下旬、やっと色づいて開花した翌日から、長雨と強風が続いた。空はずっと鉛色で、風の音が夜中も止まらない。ベランダに出ると、湿った土の匂いと、ちぎれた花弁が混じった嫌な感じがした。まだ完全に開ききっていない花が、横殴りの雨に打たれて揺れていた。
数日後、花はきれいに開くことなく終わった。切るしかなかった。それだけだった。
せっかく咲いたのに、という気持ちが強かった。蕾の時から毎日様子を見ていた分、あっけなさがこたえた。朝は閉じていて可愛かった花が、昼には強風でだらしなく広がり、夕方には花弁が傷だらけになっていた。見るたびにため息が出た。
当時は、天気だけはどうしようもないと思っていた。でもよく考えると、開花時期をもっと意識して品種を選べば違ったかもしれない。八重咲きは特に雨に弱いと、後から知った。知らなかったというより、深く考えていなかった。
次に同じ状況になったら、天候が荒れそうな時期は、潔く早めに切る判断も必要だと思う。全部を完璧に咲かせることはできない。そう割り切れるかどうかが、気持ちのダメージを減らす分かれ道だった。
チューリップの記事をまとめて見る
タグ