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豪雨のあとバナナの花茎が茶色く柔らかくなった|葉を落としすぎた失敗体験

2026-01-30

夏の終わり、鉢植えのバナナに小さな実の赤ちゃんが上向きにつき始めた。緑色で、これから太っていくのだろうと期待していた。だが同時期に台風に備えて葉をかなり整理してしまった。風で裂けるのが怖くて、ほぼ全部落とした状態だった。その直後、数日続いた豪雨。雨上がりに見に行くと、花茎が茶色く変色し、指で触るとぐにゃっと柔らかい。嫌な感触だった。

最初は一時的なものだと思った。土は水を含み、蒸っとした匂いが立ちこめていた。だが日が経つにつれ、変色は広がり、腐っているようにも見えた。吸芽の葉は元気に何枚も出ていて、希望がゼロではなかったが、肝心の実は成長が止まったままだった。

そのときは、葉を落とした判断が正しかったのか分からず、不安ばかりだった。『葉がなくても根が生きていれば大丈夫』と思いたかった。だが結果的に、実は太らず、そのまま終わった。ああ、やっぱりか、という気持ちだった。

後から知った話では、バナナは最低でも5枚以上の葉がないと実の生育に影響が出ることが多いらしい。葉が少ないことで蒸散がうまくいかず、花茎に水分が溜まりすぎた可能性もある。当時はそんなことまで考えられなかった。

今振り返ると、台風対策と結実期の管理を同時に考えるべきだった。怖さから全部切ってしまったが、半分残す、裂けたら切る、など段階的な判断もできたはずだ。結果を見てからでは遅いけれど、あの時の焦りが一番の原因だったと思う。



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