彩の姫を秋植えしたのに春になっても芽吹かない…ネット通販苗で起きた根腐れと低温不足の失敗体験
2026-01-30
昨年の11月、ネット通販で購入したスモモの彩の姫を鉢植えにした。場所は北関東で、植え付け時は冷たい風が吹く曇りの日だった。水はけを重視して鹿沼土と腐葉土、ココピートを混ぜ、根腐れしないように慎重に植えたつもりだった。ところが12月に入って株元がぐらつき、掘り上げると根が茶色くふやけていた。慌てて腐った根を切り、赤玉土だけの小鉢に植え替え、冬の間は室内で養生した。エアコンは使わず最低温度は10度前後だったが、春になっても芽は一向に動かず、枝先を触ると冷たく硬いままだった。
切ってみれば緑かもしれない、まだ生きているかもしれない。そんな期待と不安が頭の中を行き来していた。何度も鉢を持ち上げ、重さを確かめ、土の匂いを嗅いではため息をついた。4月になっても何の変化もなく、最後に枝を切った瞬間、中は完全に茶色だった。終わったんだ、とその時はっきり思った。
悔しさの方が強かった。果樹は40本近く育ててきて、同じような管理をしてきたのに、なぜ初めてのネット通販苗だけが駄目になったのか。自分の判断が間違っていたのか、苗の状態が悪かったのか、答えが出ないまま夜に考え込んだ。鉢の中の湿った土の感触と、枯れ枝の軽さが妙に頭に残っている。
今思えば、ココピートの処理が甘かったのかもしれない。ダイソーの圧縮タイプを数回洗ったが、塩分が残っていた可能性もある。さらに室内管理で低温要求を満たせなかった点も見落としていた。当時は根腐れ対策ばかりに気を取られ、冬の寒さが必要だという意識が薄かった。
後から振り返ると、植え付け後に根をいじりすぎたこと、環境を頻繁に変えたことが重なった気がする。露地に近い環境で静かに冬を越させる選択肢もあったはずだ。焦って手を入れすぎた結果、苗の力を削いでしまったのだと思う。
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