フェイジョアの葉が緑のまま落ち続ける不安|常緑樹だと思い込んで動けなかった冬の記録
2026-01-30
フェイジョアは常緑と聞いていた。だから、葉が落ち始めたときも、「寒さに少し驚いているだけだろう」と思ってしまった。今思えば、その思い込みが一番怖かった。
関東近郊の庭で、鉢植えのフェイジョアを育てていた。12月に入って冷たい風が吹き始めた頃、最初の異変があった。葉が黄色くなるわけでもなく、虫食いもない。ただ、緑色のままポロっと落ちる。拾ってみると、まだしっとりしていて、裏も表も異常はない。「こんな落ち方、ある?」と首をかしげた。
夜になると気温は一桁台。鉢を触ると冷たく、土はずっと湿っていた。葉は減り続け、ついには一本の棒のような姿になった。家族に見せると、「もう枯れてるんじゃない?」と言われたが、「いや、まだ生きてるはず」と根拠なく否定していた。
当時は、寒さで落葉する可能性があることを深く考えていなかった。常緑=葉が落ちない、という単純な理解しかなかったからだ。実際には、若木ほど寒さに弱く、一度葉を全部落とすこともあると後から知った。
あのとき、早めに防寒したり、環境を見直したりできていれば、ここまで不安にならずに済んだかもしれない。葉が落ちるたびに「もう終わりだ」と心が揺れていた。常緑という言葉に安心しすぎて、観察がおろそかになっていたのだと思う。
フェイジョアの記事をまとめて見る
タグ