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フェイジョア幼木を大鉢に植えて葉が全部落ちた話|有機物だらけの土で冬越しに失敗した体験

2026-01-30

正直に言うと、あのときは「まだ大丈夫だろ」と楽観していた。葉が1枚、また1枚と落ちていくのを見ながらも、「常緑樹って書いてあるし、そのうち戻るはずだ」と自分に言い聞かせていた。結果的には、棒みたいな姿になって年を越すことになった。いま思えば、完全に判断が遅かったと思う。

秋口、まだ暖かさが残る時期にフェイジョアの幼木を購入した。3号ポット苗だったが、植え替えは一度で済ませたくて、すでに土が入っていた大きめの鉢にそのまま植えた。中の土は、水はけが良さそうに見えたし、野菜くずやバナナの皮を混ぜた腐葉土も多めに入っていた。気温が下がり始めた頃で、土はひんやりして湿っていて、触ると少し生臭い匂いがしていた。

最初は葉の色も悪くなかった。ところが、ある日を境に、緑色のまま葉がぽろっと落ちた。「え?」と思ったが、その後も同じことが続いた。黄色くもならず、縮れもしない。ただ、音もなく落ちる。風の冷たさが増してきた12月、葉は10枚から3枚、そして1枚になった。夜に鉢を眺めながら、「もう無理かもしれない」と胸の奥が重くなった。

当時は土のせいだと単純に考えていなかった。水やりも控えめにしていたつもりだったし、有機物が多い方がいいと信じていた。でも後から振り返ると、低温期に分解しきれない有機物が多すぎて、根が常に湿った状態だったのだと思う。大きすぎる鉢も、乾きにくさを助長していた。

今なら、あの時期に無理に植え替えず、春まで待つべきだったと思う。どうしても植えるなら、軽くて水はけの良い土を一から作るべきだった。あの「急ぎたい気持ち」が、一番の失敗だった気がする。葉が落ちた姿を見ながら、「なんで待てなかったんだろう」と何度も思った。



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