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胡蝶蘭をスリット鉢に植えたら根が飛び出して切る羽目に…初心者がやりがちな鉢選びの失敗体験

2026-01-31

胡蝶蘭を育て始めて一年ほど経った春先、暖かくなってきた室内で花芽も順調に伸び、葉もつやつやしていた。鉢底から根が見え始めたので「通気が良さそう」という軽い気持ちでスリット鉢に植え替えた。室温は20度前後、午前中だけ柔らかい日差しが入る窓辺で、水やりもいつも通りだった。

しばらくすると、鉢の側面やスリット部分から根がニョキニョキ飛び出し始めた。元気なのは嬉しいけど、明らかに鉢の外で暴れている感じで、見た目も落ち着かない。さらに成長すると、根が鉢に絡みついてしまい、動かすたびに「ミシッ」と嫌な感触が伝わってきた。

その時の気持ちは正直かなりつらかった。「切らないと植え替えできない…」「でも健康そうな根を切るのは怖い」。ハサミを持ったまま何分も固まってしまった。結局、根を数本切ることになり、「かわいそうなことをしたな」と罪悪感が残った。

今思えば、胡蝶蘭は根が空気を求めて自由に伸びる植物なのに、スリット鉢という形状が合っていなかった。通気性だけを見て選び、根の動きを想像できていなかった。当時は“元気=どんな鉢でも大丈夫”と思い込んでいた。

振り返ると、鉢を割る・切るという選択肢も先に考えておくべきだった。根をどう守るかより、鉢側を犠牲にする発想が抜けていた。胡蝶蘭は見た目よりずっと繊細で、鉢との相性が大事だったと、あとから静かに反省した。



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