胡蝶蘭ファレノプシスの花茎がグニャグニャに曲がった…窓辺吊り下げ栽培で失敗した体験談
2026-01-31
正直に言うと、花芽が伸び始めたときはちょっと誇らしかった。「今年はうまくいってるかも」と思った。だから窓辺に吊るして、少しでも光を当てようとしたんだ。それが間違いだった。数日後、花茎は光の方向を追いかけるように曲がり始め、気づいたら途中からぐにゃっと不自然な形になっていた。支柱を立てても思った方向にいかず、ただ眺めてため息をつくだけだった。
時期は冬の終わりから春先、東向きの窓辺だった。ガラス越しの日差しは強すぎないと思っていたけれど、実際は光の方向が一定せず、朝夕で条件が変わっていた。吊るした位置が窓に近すぎて、花茎の先がガラスに当たりそうになったり、慌てて位置を変えたりもした。気温は室内18度前後で安定していたけれど、花茎だけは落ち着きがなく、毎日少しずつ形が変わっていくのが目に見えてわかった。
見た目がどんどん崩れていくのがつらかった。「ああ、余計なことしたかも」「なんで動かしちゃったんだろう」と後悔ばかりだった。曲がった花茎を見るたびに胸がざわざわして、せっかく伸びてきた花芽なのに素直に喜べなかった。手で触ると意外と硬くて、「戻らないんだな」と実感してしまったのもショックだった。
今思えば、光に向かって伸びる性質を軽く考えすぎていた。窓辺に吊るせばきれいに育つ、そんな単純な話じゃなかった。当時は「日光さえ当たれば大丈夫」と思い込んでいて、花茎が一方向に安定して伸びる環境を意識できていなかった。頻繁に置き場所を変えたのも、花茎にとっては迷惑だったはずだ。
後から振り返ると、最初に向きを決めて支柱で軽く固定しておくべきだったと思う。無理に理想の形にしようとせず、花茎の癖を受け入れる気持ちも足りなかった。「自然に任せる」って、放置とは違うんだなと今は感じている。
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