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冬に5℃を経験させてしまった胡蝶蘭が赤変・黄変…フザリウムを疑って全処分した後悔

2026-01-31

1〜3月の真冬、暖房管理がうまくいかず、胡蝶蘭を一時的に5℃前後まで下げてしまったことがあった。朝、鉢を触るとひんやり冷たく、嫌な予感がした。数日後、3株のうちの数株で株元が赤くなり、中ほどの葉が黄色く変色してきた。葉を触ると、張りがなく、少し湿った匂いがした。

ネットで調べると「フザリウム」の文字が目に入ってきて、一気に不安が膨らんだ。「感染したら全部ダメになる」という言葉ばかりが頭に残り、冷静さを失っていた。ベニカXが効くと見て、慌てて散布したけれど、数日後には根まで赤くなっているように見えてしまった。

「他に移ったらどうしよう」という恐怖が勝って、結局その株たちは処分した。ゴミ袋に入れるとき、まだ青い葉が残っていて、胸がざわっとした感覚を今でも覚えている。「もしかして早まった?」という思いが、後から何度も押し寄せた。

当時は低温障害と病気の区別がついていなかった。赤変や黄変=即病気、という極端な判断をしてしまったのは、経験不足と情報過多が原因だったと思う。焦りすぎて、経過を見る余裕がなかった。

今なら、すぐに薬剤や処分に走らず、環境を安定させて様子を見る選択肢もあったと思う。あのときの「怖さ」が判断を急がせた。寒さよりも、自分の不安のほうが株を追い詰めていた気がする。



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