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ニチニチソウMIKIを鉢増ししたら急に枯れた…根をほぐしたのが失敗だった話

2026-02-02

「今度こそちゃんと育てたい」と思っていた。毎年うまくいかないニチニチソウMIKI、今年も苗を買ってきて、今度は慎重にやろうと決めていたのに、結果はまた同じだった。結局、鉢増しした直後から元気がなくなり、数日でしおれていった。ああ、またやった。そういう独り言が自然と出た。

苗を買ったのは6月上旬、梅雨に入りかけの蒸し暑い時期だった。最初はポット苗を少し大きめの鉢に植え替え、直射日光を避けて様子を見ていた。水やりも控えめで、葉も張ってきたから「根付いたな」と判断した。そこで欲が出て、さらに一回り大きな鉢にしようとした。鉢から抜いてみると、根はほとんどポット苗の形のままで、土も固く、そのままの塊だった。「これじゃ広がれないよね」と思って、指で軽くほぐした。それが運の尽きだった。

植え替え後、最初は何も変わらないように見えた。でも次の日の午後、葉が少しだらんとしているのに気づいた。気温は30℃近く、風もなく、鉢土を触るとぬるかった。「水が足りなかったかな」と焦って水をやったが、夕方には花も葉も元気がなくなっていた。「あ、これはダメなやつだ」と胸の奥が冷えた。毎年同じように失敗しているのに、また同じことをした自分が情けなかった。

今振り返ると、当時は“根をいじらない”という感覚が甘かったと思う。YouTubeや園芸書で「軽くほぐす程度ならOK」と見たのを都合よく解釈していた。ニチニチソウ、特にMIKIは加湿を嫌い、根へのダメージにも弱い。しかも直根性に近い性質で、外側の細い根だけが生きている状態だった可能性もある。そこを切ったりちぎったりすれば、水を吸えなくなるのは当然だった。

本当は、根鉢ができていないように見えても、触らずそのまま一回り大きな鉢に“すぽっと”入れるだけでよかったんだと思う。あるいは、最初から地植えにする選択肢もあった。暑さが本格化する前に無理に環境を変えたこと、その判断の軽さが一番の原因だった。MIKIは難しい品種だ、そう言って逃げていたけれど、問題は自分の手の出し過ぎだったんだと思う。



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