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米ぬかを畑にまいたらヨトウムシが大量発生した話|自然栽培のつもりが逆効果だった失敗談

2026-02-03

春先のまだ朝晩が冷える頃、家庭菜園の畝に米ぬかをそのままばら撒いた。場所は関東、3月下旬。無料でもらえた米ぬかが嬉しくて、深く考えずに葉物野菜の株元に厚めに広げた。湿った土と混ざったぬかの匂いは少し甘く、土が元気になる気がしていた。ところが数日後、朝見ると小松菜と青梗菜がぐったり萎れていた。触ると根元がスカスカで、嫌な予感がした。

掘ってみると、土の中から丸々太ったヨトウムシが何匹も出てきた。正直、頭が真っ白だった。「米ぬかって良い肥料じゃなかったの?」と混乱した。調べるほど情報が割れていて、トラップになるとか、死ぬとか、逆に集まるとか、何が正しいのかわからないまま時間だけが過ぎた。

そのときの気持ちは悔しさと自己嫌悪だった。「良かれと思ってやったのに…」「なんで一晩でこんなことに」と独り言が止まらなかった。ぬかの甘い匂いが、今度は不気味に感じた。

振り返ると、発酵させずに生の米ぬかを大量投入したのがまずかった。当時は“自然なもの=安全”と思い込んでいて、虫の視点を全く考えていなかった。ヨトウムシにとっては、ごちそうを置いたようなものだったんだと思う。

今なら、まずぼかすか、量を控えるか、時期をずらす。少なくとも苗のすぐそばには置かない。あの時は勢いだけで動いていた。今思い出しても、あれは完全に自分のミスだった。



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