アサガオにお酢2倍希釈を散布して葉が傷んだ話|カメムシ忌避のつもりが植物に効いてしまった失敗談
正直に言うと、今でもあの判断は軽率だったと思っている。カメムシがとにかく嫌で、「殺したくはないけど来てほしくもない」という中途半端な気持ちで、お酢を使えば何とかなるんじゃないかと思った。ネットで見かけた曖昧な情報を信じて、2倍に薄めたお酢をアサガオに吹きかけた。今思えば、あれは完全に自分の思い込みだった。
時期は7月下旬、蒸し暑くて夕方でも気温が30℃近くある日だった。ベランダの鉢植えアサガオの葉裏に、あの独特な臭いのカメムシが何匹も集まっていて、正直「うわ…」と声が出た。急いで作った酢の希釈液を霧吹きで葉全体と茎元に散布した。酸っぱい匂いが一気に広がって、鼻の奥がツンとしたのを覚えている。
最初は少し効いた気がした。「あ、逃げてる?」と期待した。でも翌日、葉の縁が茶色く変色して、触るとペラペラした感触になっていた。「まさか…」と思ったけど、明らかに葉が傷んでいた。カメムシよりも植物を痛めてしまったことに気づいて、後悔が一気に押し寄せた。「私、何やってるんだろ…」と独り言が漏れた。
慌てて水で洗い流し、傷んだ葉を数枚切り落とした。その後は散布を完全にやめて様子を見るしかなかった。幸い新芽は出てきたが、回復するまでかなり時間がかかった。結局、カメムシは完全にはいなくならず、ただ植物だけがダメージを受けた形だった。
今振り返ると、当時は“天然=安全”という思い込みが強かった。酢は食品だから大丈夫だろう、と勝手に判断していた。でも濃度や使い方次第では、植物にとっては強すぎる刺激になる。当時はその境界が全く見えていなかった。
見直すべきだったのは、焦って一気に何かを試したことだと思う。少量で試す、葉一枚だけに使う、そういう当たり前の慎重さが欠けていた。「効くかどうか」より「植物が耐えられるか」を先に考えるべきだった。今はそう思っている。
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