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鉢を直置きしたら一晩で侵入…ダンゴムシ防除を勘違いして全滅しかけた失敗談

2026-02-06

……結局、鉢は浮かせておくべきだったんだと思う。最初から分かっていたはずなのに、「ちょっとくらいなら大丈夫だろ」と気を抜いた。その油断が全部だった。

その日は梅雨入り直前の蒸し暑い夕方だった。ベランダで育てている鉢植えは、これまでレンガと鉢底台で直置きを避けていた。ダンゴムシが底穴から侵入するのが嫌で、わざわざ空間を作っていたのに、家族が善意で片付けたときにすべて地面に直置きされてしまった。気づいたのは数時間後。鉢を持ち上げた瞬間、底から黒くうごめく影が見えた。「え、もう?」と声が出た。湿った土の匂いと一緒に、ダンゴムシがわらわらと散っていく光景は正直きつかった。

その瞬間、頭の中が真っ白になった。「なんで触ったんだよ」「せっかく対策してたのに」。怒りと焦りが一気に湧いてきた。鉢の中を想像すると気持ち悪さが勝って、手袋越しでも触るのが嫌だった。夜だったこともあって余計に不安が膨らむ。「もう全部ダメかもしれない」。そんな独り言を何度も繰り返していた。

とにかく何かしなきゃと思って、翌朝すぐに鉢を持ち上げて確認した。底穴から侵入した痕跡がはっきり残っていて、土の表面にも動く気配があった。誘引剤としてデナポンベイトを屋外に仕掛け、鉢はすべて再び浮かせた。翌朝、誘引剤の周りには大量のダンゴムシが転がっていて、正直「やりすぎたかも」と引いた。それでも鉢の中の動きは目に見えて減った。

今思えば、ダンゴムシは湿り気と隙間があれば一気に入り込む。その性質を分かっていたつもりで、環境を一瞬で変えてしまったのが致命的だった。当時は「数時間なら平気」という根拠のない感覚に頼っていた。知識じゃなく、気分で判断していたんだ。

後から振り返ると、家族が触る可能性も含めて管理すべきだったと思う。防除って、完璧に維持しないと意味がない。少しの隙が一番怖い。次からは、直置きされないように理由も含めて伝えるつもりだ。同じ失敗は繰り返したくない。



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