職場花壇でダイアジノンを使ったら逆にドキッとした話 コガネムシ幼虫対策の判断ミス
2026-02-06
職場の花壇で植物の元気がなくなっているのに気づいたのは、夏が終わった直後だった。掘り返してみると、白くて太い幼虫が何匹も出てきた。「コガネムシかネキリムシだろうな」。数の多さにゾッとして、その場でダイアジノンを使うことにした。効けばいいな、くらいの軽い気持ちだった。
作業したのは10月初めの午前中。天気は晴れで、土は少し乾き気味だった。粒剤を混ぜ込んで土を戻し、「これで一安心」と思った。正直、そこまで深刻に考えていなかった。見えないところの問題は、薬で一気に片付けたいという気持ちが強かった。
翌日、地表に幼虫の死骸がいくつも出ているのを見て、思わず立ち止まった。「うわ…本当に効いてる」。一瞬、感動にも近い感情が湧いたが、同時に変な罪悪感も出てきた。半殺しのように動かなくなった姿を見て、「やりすぎたかも」と胸がザワザワした。
その後、花壇全体を見直すと、確かに被害は止まったようだった。ただ、最初に幼虫を見つけた時点で、もっと掘り下げて確認する選択肢もあったはずだ。いきなり薬に頼ったのは、手間を省きたかったからだと思う。
失敗だったと感じたのは、結果が出た後だった。効いたか効かないかだけで判断して、土の状態や他の生き物への影響を考えていなかった。目に見えない部分を一気に片付けたいという焦りが、判断を雑にした。
次に同じ状況になったら、まず数や範囲を確認する。必要最低限で済ませる方法を考える。あの日の「効いてよかった」という気持ちと、「やっちまった」という感覚の両方を、忘れないようにしたい。
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